中古物件購入の魅力
「中古住宅はなんだか不安」、「やっぱり、マイホームは一生に一度の買い物なのだから新築を」と、新築住宅を選ぶ傾向があります。リーマンショック後は、不動産価格の値下がりが進む中、底値が見えない不動産に不安を感じ、買い控えされる現象もありましたが、ある一定レベルまで下がると、新築分譲マンションでは、分譲受付開始から間を置かず、全てのマンションの契約が決まってしまったりと、根強い新築住宅への支持があります。 たしかに、中古住宅は、築年数や施工主その他、品質にバラつきが多く、不動産の素人である購入者には、見極め・判断ができないという実情もあります。 しかし、不景気が続き、また、日本の人口減少時代が既に始まっている昨今では、不動産の質(資産価値)を見つめ、また、見た目の古さは自分の価値観で手を加えて住む(リフォームする)ことに価値を見出す雰囲気も出てきています。特にバブル時代をするバブル世代に比べて、バブルを知らない若い世代を中心に、見た目に左右されずに地に足のついた堅実な物選びをする傾向も顕著になりました。 不動産価格においても、「新築は、購入し住んだとたんに15〜20%の価値が下がる」というのは皆の知るところであり、何もせずとも資産価値が落ちてしまう新築住宅を買うくらいなら、何といっても、質のいい中古住宅を見つけ出せれば、新築に比べ資産価値の目減りが少ない点で明らかにオトクです。 また、実際の部屋を確認した上で購入を決定できることは中古住宅のメリットです。正直、何千万円も出して買う一生最大の買い物であるのにも関わらず、現物をチェックせず、図面やセールスマンの言葉、過去の実績(他の施工マンションや住宅)を見ただけで、購入を決定するというのは何とも恐ろしいことです。一方、中古住宅であれば、今後のメンテナンス・リフォームのことも考えて、じっくり現物不動産を見、不明点は業者に確認することもできます。中古住宅であれば安く物件が購入できることで、少し広めの家を購入できたり、また、安く浮いた分の一部を思い通りの住まいにするためのリフォームに回すことも可能です。 これまでの日本では、住宅の寿命が他の国に比べ非常に短く、壊して建て直す傾向が強かったですが、今後は技術革新で建物が丈夫になっていることも手伝い、アメリカなどのようにひとつの家を丁寧にメンテナンスしながら、大事にしていこうという傾向も強くなっていくと思います。「100年住宅」が提唱されるようにもなっていますが、そういう時代には、これまで以上に中古住宅の価値というものが見直され、中古住宅の購入に対する抵抗感も、薄らいでいくのではないでしょうか。
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